甘口日記

基本的に甘口です

聖夜の夜、愛し合うカップル、ウンコを漏らしそうな俺

今週のお題「人生最大のピンチ」

今週の話題は人生最大のピンチということだそうだ。ピンチに関してはいろいろある。受験だったりや、女子たちの前で裸にひん剥かれたりなど様々あるが、

人生最大のピンチをガチで書いてしまうと放送禁止用語のあらしとなる可能性がかなり高いため、今回はそれなりのものを用意させてもらった

 

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あれはクリスマスの夜のことだった。私はいつにもまして怒りに身を任せランニングをしていた。

ズボンのチャック、もとい社会の窓を開けたままコンビニにいってしまったのである。ただ、そのおかげでコンビニのカップルと店員諸君に話題提供できたので徳を積んだという感情を禁じえなかった

私は普段10kmのランニングを基調としているのだが、それは2km×5周(1km地点で折り返し)のコースである。2kmごとにトイレが最接近するのだが、その日の私は運命の女神に見放されていた。

 

5km地点で妙な腹の音、いつもとは違う明らかに違う腹の中で何かが揺れている感触

状況を理解するのに、あまり時間はかからなかった。

1km折り返し地点、トイレとの距離ははるか遠い

そして突然の土石流によるダム決壊の予兆

これは危機である、と。

 

しかし、私はあきらめなかった。たった残り1kmである

テラフォーマーズでは、Gに襲われ、仲間を失いながらも主人公たちは1kmを走り切った

彼らにできて、私にできないはずがない。

決意を決め、私は野グソをあきらめ、トイレへと疾走することを決めた

 

私のダムは決意に答えてくれたのか、予想以上の粘りを見せてくれた。

 

しかし残り100m地点、ガンマ線バーストがダムを襲った。

突然、私のダムは軋みはじめ、走る私の足が止まる。

運の悪いことに、それはスケボー集団の前で起こった出来事だった

 

ーーーー終わりか

 

諦めかけたが、リア充スケボー集団の前で脱糞するわけにはいかないという思いが心を満たし全力疾走、当時の私の最高速度はウサイン・ボルトもびっくりであっただろう

 

そしてついにゴールへと到着する。

トイレの扉が、さながらヘブンズゲートのように見える。

勝利を確信し、ヘブンズゲートへと手をかける私

 

ガチャガチャ

 

ん...?

 

ッ!!!

 

絶望

 

聖夜の夜に、なんたることであろうか、あえて絶望をあたえるなんて、なんと性格の悪い神であろうか

 

ヘブンズゲートは、私を選んではくれなかったようだ

 

閉じられるヘブンズゲート

 

そして開かれる、私のヘルゲート

 

第1章完

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教訓「ランニングの前にウンチングを忘れないように」