はじめに
ハイサイ毎度、甘口だよ
コロナ禍で暇になったこともあってか、最近呪術廻戦や、鬼滅の刃などのアニメが流行っているね
鬼滅の刃に関しては、日本映画界の興行収入ランキングで首位に立つなど、目覚ましい発展を遂げているようだ
私はアニオタ()なので、これらの作品が多くの共通点を含んでいることに気づいてきたんだ
バトル、友情、恋愛...
そこらへんの誰にでも共感がいくような水っぽい感情に焦点を当てて作られている典型的なジャンプ作品といえるね
水っぽいとか言っちゃっているが決してバカにしているわけではないよ
実際、鬼滅の刃とか呪術廻戦はなかなか面白いと思うしね
ただ、私のようにジャンプ作品ばかり見ていると、謎の一般化をしてしまい
キャラと世界観とシナリオが変わっただけじゃん
[/word_balloon]というようにすべてのジャンプ作品が同じようなものに見えてしまうこともあるんだ
だから今回は、誰にでも受け入れられる”水”の作品ではなく、
見る人を選ぶ”パクチー”な3作品を皆さんにご紹介したい
第一のパクチー 屍者の帝国
この作品は今回紹介する作品の中でも、もっともパクチー感がない、つまり一般受けしやすい作品といえるよ
というのもこの作品にはバトル、恋愛という水の要素が含まれているアニメだから、ジャンプ作品ととらえることもできなくはない作品となっているね
アニメ制作会社は、進撃の巨人と同じ制作会社が担当だから、アクションシーンもなかなか派手で、劇場版にふさわしいクオリティに仕上がっているね
ただ、このお話の主題は”屍者”という、死体を労働力を再利用するために、口のきけないゾンビのような状態で復活させた存在にあるんだ
でも、主人公たちの世界では、唯一ゾンビのようじゃない、まるで人間のようにふるまう魂を持った屍者である”ザ・ワン”という存在がいてね
主人公は死んでしまった親友をこの”屍者”として復活させ、親友の”魂”を取り戻すため、ザ・ワンの謎を解くために、ともに世界を旅するという内容になっているよ
そして、何よりこの作品はラストが哲学的な内容になっているよ
このラストが、かなりパクチーなところといえるね
ネタバレになっちゃうとつまらないからここでは書かないけど、そこについて考察することも面白いかもしれないね
生命倫理という観点からも面白い作品になっているよ
ぜひ見てみてね(*'▽')!
第二のパクチー 虐殺器官
この作品はもはや名前から人を選ぶ感じが漂っているね
まあ、内容もそれにたがわない感じとなっているんだけど
内容としては、主人公はアメリカ軍の特殊部隊の隊員
そして彼は、世界中で頻発する政府機関による”大量虐殺”の原因を突き止めるため奔走するという内容になっているよ
このアニメは、正義のための暴力の正当化という、ジャンプ漫画にありがちな見方を変えてくれる哲学的含蓄を含んだ作品だよ
公共の福祉とは何かについて考えるための第一歩になると思う
主人公の葛藤やSF的世界観も、はまる人にははまるだろうからぜひ見てほしい
ラストに残る余韻について思索するのも面白いと思うね(^^♪
結構グロイので注意
[/word_balloon]第三のパクチー Harmony
この最後のパクチーが最も現代人におすすめできる内容かもしれない
登場人物も結構かわいい系がいっぱい出てくるけど、セリフは結構えぐい
百合描写の中で、グロい会話が交わされる
[/word_balloon]時は近未来で、全人類が完全に管理された状態の世界なんだ
主人公は政府機関のお偉いさんで、”世界の秩序を守る”というなかなかあいまいな仕事を受け持っているんだ
そんなとき、主人公の死んだはずの元同級を名乗る人物がテロを行い、世界に対し宣戦布告する
その真実に触れるため、主人公は動き出す
という感じの内容になっているね
この作品が語るテーマは、”自由意志”という、現代でいえば心の哲学を扱っているんだ
この自由意志は、長らく議論されてきたテーマだから、上のような例の他にもいろいろあると思う
ぜひ、いろいろ考えてみてね
まとめ
いかがかな、こんな感じで哲学的含蓄を含んだマイナーアニメ映画を紹介したよ
最近のアニメがワンパターンに思えてきて、飽きてきた人にはぜひ見てきてほしいな
ちなみにこの作品は夭逝しちゃった伊藤計劃っていう小説家の作品をもとにした作品なんだ
原作版もアニメとは違うテイストになっているからぜひおすすめだよ
では!